病気の診断・治療をするためにはX線検査は大事な検査です。
1回に受ける放射線の量は極僅かですので心配ないと考えられています。
また、人には回復現象（細胞や組織には、放射線による損傷を修復する能力）があります。

生活習慣病は早期発見すれば高い割合で治癒することも可能です。そのために年に1回毎年定期的に繰り返し受診することで早期発見・予防に役立ちます。
また、放射線の量は極僅かであり気にする必要はないと考えられています。

人体が放射線を大量に受けることによってガンや白血病になる可能性はありますが、誰でも必ずがんになるというわけではありません。原子力関係施設の重大事故などによって、大量の放射線を一度に受けるとガンや白血病だけではなく様々な障害が現れます。
それは、一度に200ミリシーベルトを超える量を受けた場合です。この放射線量以下では人体にガンが発生したという確証はありません。
医療で使われる放射線は極僅かですので、人体に障害が出る心配ないと考えられています。
胸部のX線写真1枚の被曝線量は、約0.3ミリシーベルトです。

妊娠中の女性が下腹部に100ミリシーベルト以上の放射線を受けた場合には何らかの影響が現れる可能性がありますが、エックス線検査では下腹部に放射線があたらないように配慮して行いますので心配ないと考えられます。

子供は成長していくために細胞分裂が盛んであるため、成人より放射線に対する感受性が高いといわれています。しかし、子供のX線検査の場合、必要な部分を最低限の放射線量で細心の注意を払って行っています。定期的にエックス線検査を行わなければならないお子様でも障害が現れる心配ないと考えられています。