放射線部
放射線部は、CT/MRI/DSA/DR/CT/MMG装置を備え、質の高い画像を提供し地域医療に貢献しています。
医療技術は日々進歩している中、高度な知識および最新技術の習得に向け、
様々な研修会や学会など積極的に参加し研鑽しています。
放射線部基本方針
1.付加価値の提供
2.質の高い検査の提供
3.安心して検査を受けて頂けるよう接遇教育の徹底
4.被ばく低減に努める
これらをモットーに日々の業務を行っています。また、一人一人が専門職としての技術・知識の向上に取り組み、より良い検査を提供出来るよう積極的に学会等にも参加し、努力を重ねています。
一般撮影(X線装置)
主に胸部や骨を、放射線を用いて撮影します。
2021年からFPD(フラットパネルディテクター)を導入しており、少ない負担で速やかに撮影することが可能となりました。
撮影範囲に異物(金属やプラスチック、衣服のプリント柄)がある場合は必要に応じ取り外しや更衣をしていただきます。
放射線を使う検査のため、妊娠中の方や妊娠の可能性のある方は職員にお伝えください。
ポータブル(移動型X線装置)
移動型の一般撮影装置で、放射線を用いて撮影します。撮影室まで移動が困難な患者や手術後の患者の場合に、装置を病室や手術室まで運び、その場で撮影を行うことが出来ます。
FPD(フラットパネルディテクター)の導入により、撮影した画像をその場で確認し送信することが可能となりました。
マンモグラフィ
装置に乳房を挟んで圧迫し、放射線を用いて撮影します。
圧迫する理由は、圧迫により乳房を薄く広げることで被ばくが減り、高画質な画像を得ることができるためです。
乳房を圧迫するため痛みがある場合があります。生理前など胸が張りやすい時期を避けての受診をお勧めします。撮影は女性の技師が担当します。
放射線を使う検査のため、妊娠中の方や妊娠の可能性のある方は職員にお伝えください。
CT
放射線を用いて、体の輪切り画像を撮影します。撮影は検査台に寝た状態で行いますが、体を動かさないようにお願いします。部位によっては息を止める指示がある場合があります。
検査時間は5〜10分程度です。(検査の目的や部位により異なります。)
画像処理を行うことで、様々な角度の画像や3D画像を作成することもできます。
金属類は画像に影響を与えますので、検査前に、取り外しや更衣をしていただくことがあります。
放射線を使う検査のため、妊娠中の方や妊娠の可能性のある方は職員にお伝えください
MRI
強い磁石と電波を用いて、様々な角度から体の画像を取得します。検査時間は15〜30分程度です。(検査の目的や部位により異なります。)
放射線を使わないため被ばくはありませんが、検査室内では常に強い磁場が発生しているため、金属は装置に引きつけられるほか、熱をもち火傷の原因となるため大変危険です。当院の装置は3T(テスラ)で磁場強度が高いため、検査前には安全のため更衣をお願いしています。
また、体内金属の留置や妊娠の可能性がある場合、MRIが受けられない場合がありますので、事前に問診票の記入をお願いしています。不明な点がある方はスタッフにお尋ねください。
透視
放射線を用いて検査を行います。この装置では、撮影だけでなく透視検査を行うことができます。透視検査では少量の放射線を出し続けながらリアルタイムで動画のように目的の部位を観察することが出来ます。
FPD(フラットパネルディテクター)を搭載しており高画質な画像を、より少ない被ばくで得ることが可能です。
消化管検査や整形領域の検査・治療(ミエログラフィ・ブロック)、嚥下造影検査等を行います。